脱水症と熱中症①

 

今年も暑い季節がやってまいりました。

昨年はテレビなどで熱中症に関してのニュースを目にした方も多いでしょう。

 

そこで今回は、熱中症をテーマにしたお話です。ご存じの方も多いと思われますが、再度確認してみてください。

脱水症とは・・・

水分と塩分などが汗で失われ、その補給ができていない場合に起こります。

 

熱中症とは・・・

暑い環境や体温が下がりにくい環境により、体内の熱をうまく外に逃がすことができなくなることにより起こる体の異常のことです。

重症度の応じて、熱疲労や熱けいれん、熱射病などと呼ばれていました。

 

多くの場合、脱水症状により熱中症が引き起こされます。

重症度 症状
めまい、立ち眩み、大量の汗、こむら返り

頭痛、吐き気、怠さ、力が入らない、集中力・判断力の低下
意識障害、けいれん、運動障害

小さなお子様の場合、元気がない・機嫌がすぐれない・食欲がないなど状態があれば注意しましょう。

 

【脱水症・熱中症の簡易的な確認方法】

・皮膚をつまんだ時に、なかなか元の状態に戻らない

・口腔内の乾燥

・手足の冷感

・爪を押したときに、白色から元のピンク色に戻るまでに3秒以上かかる

 

【対処法】

 

タオルで冷やす箇所
タオルで冷やす箇所

・涼しい場所へ移動

・安静(足を高くして横になる)

・水分補給(こまめに少しずつ!)

・冷たいタオルで体を冷やす

 冷やすのは、首・脇の下・足の付け根!

 

※意識がはっきりしない場合にはすぐに救急車を呼びましょう。

 

 

次回は、脱水症と熱中症②です。経口補水液などの情報をお伝えします。